最近は釣りよりもこちらの工作記事がメインとなりつつある当ブログですが、ただこの内容も凄く大事。
過程はどうでもいいから、結果だけ見せろい!って方もいると思いますが、このまだまだ未熟な状態だからこそ今のうちにアップしておく内容だと思っておりますし、何よりも将来自分達でこの記事を見て、寒ぅ~( ゚Д゚)って笑い合いたいということが一番の願いでもあります。笑
前々回の記事で、試作品の試作品の試作品(笑)を工作した記事をアップしました。
過去記事
今回はそこから少し前進し、前回出来なかった両面切削にチャレンジした結果、試作品と呼べるモノが出来たと思います。
興味があれば、その過程を見てやって下さい!!!
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データ修正
まず、最初に取り掛かったのは、前回出来上がったモノを見て感じた部分を修正しました。
【修正点】
・より効率良く水を噛めるように、カップ下あご部分を少しワイドに変更
・カップ部分がかなり斜めになっていたため、体に対してより垂直になるよう変更
・前回出来なかった内部構造の作成
データ上で変更&修正した部分はこのくらいです。
この後も細かい修正に修正を重ねていくこととは思いますが、とりあえず今回はこれでGOします!!
前回作った試作品の試作品。笑
内部構造作成
内部構造を作るにあたって、アイを貫通ワイヤーで作るか、エイト環で作るか最後まで悩んだのですが、ひとまず今回はエイト環で作成してみました。
強度が心配ではありますが、やってみないとわからない部分でもあるため、まずは形にしてから強度チェックです。
そして、ウェイトの場所は角度に気を付け、固定ではなく少し余裕を持たせ、重心移動まではいきませんがフリー状態にしました。
これは、このポッパーを使ってもらうMさんのリクエストの一つ、「ラトル音」を再現するためです。
ウェイト同士がぶつかる事で音を出すという状態のため、柔らかい鉛ではなくステンレスの6mmのウェイトを2発積む想定です。
こんな感じでデータが完成。
まずは裏面の切削です!!
裏面切削
まず、今回両面切削するにあたり、原点を変えずに素材を裏返す事が必要になります。
そのために素材固定用のジグを作成しました。
こりゃぁ、このフライス盤だからこそ作れた逸品!
これで、ものすごーーーーーく出来る事の幅が広がります!
そして実際にCAMでプログラムを起こし、浮かれ気分でレッツゴー!と再生ボタンをクリック!
最初の工程は粗削りのため数分で終わりました。
う~ん!!
カップの部分がいい感じにRを描き、うまく水を噛みそうな形になっております。
もうここの時点で、冷静なNさんを横目に一人で勝手にテンション上がってました!!笑
その後、仕上げの工程。
エイト環の部分もしっかりと削れております。
これで裏面の全工程が終了。
この後素材をひっくり返して、ぴったりと一致するのか!?!?!?!?
ドキドキなワクワクな、微妙な感情が入り乱れた時間がやって参ります・・。
表面切削
素材をひっくり返し、まずは粗削りから。
貫通したーーーーーーーー!!笑
しかも!!!
裏表が意外とずれずに、結構いい感じで削れているではないですか!
初めてでこの一致感、喜ぶにはまだまだ早いですが・・・いやっ、普通に嬉しかったです。笑
この後ツールをボールエンドミルに変更し、仕上げの工程です。
この工程が一番時間が掛かります。
仕上げが綺麗になるのと、ウロコっぽく見えるところから、細かいクロスハッチで仕上げております。
これで切削工程は完了です。
ワイドにしたカップ部分もいい感じに表現されております。
表裏の一致具合も、初めての挑戦の割にかなり満足の行く出来となりました!!
接着
上の写真では溝の部分ががっつり残っている様に見えますが、光に当てれば透けるくらいギリギリの所を攻めているため、ジグから素材を外し少し力を入れれば簡単に本体部分が取り外せます。
カッターとやすりで簡単に形を整え、ウェイトやエイト環をのせてみました。
エイト環もぴったり嵌りいい感じ。
ウェイトホールも十分に余裕があり、ラトル音も期待できそうです。
今回修正したカップの角度もいい感じで修正されております。
そして、このあと接着。
科学物質に詳しいNさんに溶剤はお任せして圧着!
この状態で5分程放置して・・・・
器具を外すと・・・
とりあえず形になりました!!
前回に作成した試作品と見比べてみると・・・
しっかりと修正した点が反映されているのが一目瞭然。
より、ポップ!ポップ!しそうな口になりました!!笑
一番最初に作ったのが・・・・
これなんで、見比べるとまぁまぁ上達しているのがわかります。
そして今回はここまでではなく、次の工程にも進んでみました。
ウレタンコーティング
このままだとただの木なので、浸ければあっという間に水が沁み込んでしまい、使い物になりません。
そのため、ウレタンでコーティングし防水とちょっとした強度アップを図ります。
やっぱり木なので希釈するためのシンナーをかなりの勢いで吸い込んでいくので、結果かなりのべた塗りになりました。
水分が浸透したことで、木の色が濃くなって凄くいい感じです。
試作品完成
そして、見た目が少しでもリアルにするために目のシールを貼ってみると・・・
こんな感じになりました~。
ただ、敢えて目の上の部分を切っているデザインにしてみたので、本チャンの目は塗装で仕上げる予定です。
とりあえず、やっとこれで試作品が出来たなーって感じです。
試作品→プロト→本チャン
う~ん。。先は長いです・・・。が、やりがいがありすぎるので、色々突き詰めてやっていこうと思っております。
今回の記事はここまで。
次回は、実際にキャストしている動画や泳いでいる動画を撮影し、その様子をアップしようと思っております。
あとは、カラーもできたらしてみようかな!!
作成後に、このルアーを使ってもらう予定のMさんにも現時点の状態を見てもらい、喜んで頂いていたので、実際に釣れるシーンを想像しながら、これからも試行錯誤していきたいと思います!!
ではでは、こんな記事を最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!!
ものつくり最高っす!!(^^)/
コメント
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