ウェーディングの心得
ウェーディングは「危険」と隣り合わせの釣りです。
そのため、最高だからやってみなよ!!なんて事を気安く発する事は・・正直できません・・。
それなりの準備、覚悟が必要になってきます。
エイ
と言うのも、これまでに散々対策グッズを紹介した「エイ」。
これは周知の事実と思いますが、エイの毒針の威力はとんでもないものです。
刺された場所が悪ければ、入院が必要な程の重症を負ったり、その毒でアナフィラキシーショックを起こし、最悪「死」なんてこともあり得る脅威です。
「ウェーディング エイ 刺された」でググると、様々な体験談が記されており、その恐怖で身がすくみます・・。(閲覧注意)
前述しましたが、エイは臆病な生き物のため、自ら人間を襲ってくるようなことはありませんが、不意に攻撃を食らえば、反射的に応戦するのは生きる術の一つです。
そもそもが、エイの生息域にズカズカと人間が踏み入れている行為ですので、エイを責めるのではなく、踏まないための準備、万が一踏んでしまった場合の準備、何よりも細心の注意が必要となります。
準備がどれだけ整っていても、基本は「摺り足」です。
足を上げなければ、仮にエイがいたとしても上から踏むのではなく、横から蹴ることになり、刺される確率は下がります。
ヘドロ
もう一つ、危険な要因として「ヘドロ」。
これは、エイと同じくらいの恐怖感を与えてくれる代物です・・・。
しっかりと流れがある場所では、表面のヘドロは流され、地面も固められ歩きやすいのですが、流れが無い場所はヘドロがこれでもかって程溜まっております。
そのため、ウェーディングポイントにはポイントに入るまでの、入り方(歩く場所)が決まっている事がほとんどです。
これを知らずに入ってしまうと、ヘドロにハマり動けなくなり・・最悪水没・・・なんてこともあり得ます。
水没して、ウェーダーの中に水が入ってしまったら・・・
全くもって身動きとれなくなってしまい、助けを待つしかなくなり、助けが無かったら・・・なんてことになりかねません。
転倒
あとは、あまり深く入りすぎない事。
胸くらいまで浸かり、誤って転倒すると・・・バランスを崩したタイミングでウェーダーの中に入っている空気が浮力となり、足が浮いてしまいます・・。
もし、フローティングベストを着ていないと・・足が浮き、頭が水中・・・これマジ危ない。
フローティングベストを着てても、体全体が浮いてしまい、もし流れがキツイ場所ならどこまでも流されてしまいます。。
そのため、深く入っても腰くらいで我慢できる勇気。
深く入れば入る程釣れるような気がしますが・・・そんな事はありません。
そんな深く入らなくても釣れるウェーディイングポイントはたくさん存在します。
これだけは守って!
本当にウェーディングには命の危険がいっぱいです。
それでも行きたいんだよ!!という熱い心をお持ちなのであれば、それは止めません!!
でも、これだけは必ず守って下さい!!
必ず複数人でウェーディングする。
これ必須項目です。
万が一エイに刺されたら・・・一人では、痛みにもがくだけで何もできません。
万が一水没してしまったら・・・一人では、それこそもがくことしかできません。
でも同行者がいれば、エイに刺されても体を支えてくれるだけで、陸地に戻れます。
水没しても肩を貸してくれるだけで、体勢を保つことができます。
何かが起きてしまった場合でも、被害は出ますが、最悪の事態に陥る可能性は格段に下がります。
絶対に初めてのウェーディングは複数人、理想は慣れている人と一緒に行くということを頭に入れておいて下さい!!!
と、ここまでは恐怖ポイントを散々挙げてしまったので、次のページからはウェーディングの魅力を簡単にお伝えします!
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